IT業界のしごと - システム開発 -
IT業界では、どんな仕事をやっているんでしょうか?
それは、大きく2つのカテゴリに分かれます。
今回は、システム開発について、ご紹介します。
システム開発でのプロジェクトリーダーの役割
システム開発は、顧客から受注して顧客の求めるシステムを作り上げます。これは、会社の利益を生む仕事になります。したがって、絶対に赤字とならないようにプロジェクトが進められます。
しかし、最も最優先で考えるべきは、受注を受けた顧客の利益です。顧客に利益とならないシステムなど、問題外です。もし、顧客が満足いかないようなら、たとえいくら赤字となっても、プロジェクトは遂行されます。
システム開発では、複数のメンバで構成されるプロジェクトという単位で行われます。初期の段階では、プロジェクトリーダーがとても重要な仕事を行います。顧客からの要求内容の分析、作業工数の見積もり、プロジェクトメンバのアサイン、スケジューリング、などをプロジェクト計画書という文書にまとめます。プロジェクトリーダーにとって、プロジェクトマネジメントという知識がとても役に立ちます。必須のスキルになります。
この初期段階のプロジェクトリーダーの仕事で、そのプロジェクトの8割が決まってしまう、といっても過言ではありません。
プロジェクトメンバーの仕事
プロジェクトリーダーの準備が終わると、プロジェクトにアサインされたメンバが活躍します。プロジェクトリーダーが作ったプロジェクト計画書に従って、作業が進められます。作業は、大きく、設計―製造―テストというフェーズに分けられます。
設計作業は、顧客の要求をどのようにシステム化するかを考えます。具体的にどのようにプログラミングすればよいかというところまで設計します。これは主に社員であるメンバがおこないます。
その後、プログラム製造作業に移ります。コーディングと呼ばれる作業です。これは、ケースによりますが、外部の企業に委託することが多くなります。
テストは、検査手順書どおりにシステムが動作するかどうかを検証します。これも外部の企業に委託するケースが多いです。
システム開発で求められるスキル
以上システム開発の仕事を説明しました。では、システム開発において、大規模なIT企業が求める能力は何でしょうか?
それは、ズバリ「設計能力」と「プロジェクト管理能力」です。
設計能力は、プログラミングの知識が前提として必要になりますが、コーディング作業は、専門の外部企業に委託するほうが、コストパフォーマンスが良くなります。大規模のIT企業の中途採用を狙うなら、プログラミングのためのコーディングの知識にとらわれず、システム設計の能力を身に着けることが重要なポイントになります。
そして、設計の経験を積んだら、最終的にはプロジェクトリーダーになることを目標にしましょう。IT企業は、プロジェクトリーダーの能力をとても高く評価するからです。
中途採用で求められるもの
大手IT企業は、人材不足で頻繁に中途採用をおこなっています。もし、IT企業に就職することを考えている場合は、このチャンスを逃す手はありません。
中途採用では、経験や保有している技術を聞かれることが多いですが、将来的にどういう仕事をしたいか、どういう人材になりたいか、ということも重要なポイントとして聞かれます。もしシステム開発というカテゴリで活躍したい場合は、どういう過程を経て最終的にプロジェクトリーダーを目指す、ことを説明できれば、採用時の評価は高くなることでしょう。
将来性のあるIT企業は、たくさんのプロジェクトリーダーを求めています。IT企業に強いエージェントからたくさんの情報を収集してみるところから始めてみましょう!
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